豊川稲荷御開帳 縁繋式

⛩️ 72年に一度のご縁。四代にわたる想いを胸に。

 

2026年10月31日。

 

72年に一度という、人生で二度と巡り会えないかもしれない豊川稲荷の御開帳。

 

その幕開けとなる「縁繋式」に、サンエイ工業は協賛企業として参加させていただきました。

 

本殿に漂う厳かな空気の中、静かに響くお経に耳を傾けていると、これまでの人生と、ご先祖様のことが次々と頭に浮かんできました。

私の曾祖父は、祖父を連れて韓国から日本へ渡ってきました。

たくさんの差別や苦労を経験しながらも、祖父の代から豊川で仕事を始め、祖父も親父もその身内も、大変な思いをしながら必死に会社と家族を守り、生きてきました。

 

曾祖父が日本へ渡ってこなければ。

祖父が豊川で仕事を始めなければ。

親父や親父の身内の方々が会社を守り続けてくれなければ。

 

今、こうして私が豊川でサンエイ工業を経営することはなかったと思います。

そして今回、72年に一度の歴史的な御開帳に、私たちが製作する記念メダルを通じて関わることができました。

祖父や親父が苦労して守ってきた会社の名前を、こうして豊川の歴史の一端に刻むことができた。

そう思うと、胸がいっぱいになりました。

 

いつか人生を終え、ご先祖様に会えたとき、

「お前もよく頑張ったな」

と、少しは褒めてもらえるのだろうか。

 

そんなことを考えていました。

 

私は中学生のとき、日本国籍を取得しました。

韓国にルーツを持ち、日本人として生きてきた私。

もしかしたら、韓国の人からも日本の人からも、中途半端だと言われることがあるのかもしれません。

でも、大切なのは国籍や生まれではなく、

「与えられた人生をどう生き、次の世代に何を残せるか。」 だと思っています。

 

いつか人生を終えるとき、韓国の人からも、日本の人からも、そして天国のご先祖様からも、

 

「あいつは、しっかりと天命を全うしたな」

 

そう言ってもらえる人生を歩んでいきたい。

 

今回の縁繋式は、自分の原点と、これからの生き方を改めて考える大切な時間となりました。

 

曾祖父がつないだ命。

祖父がつないだ仕事。

親父がつないだ会社。

そして、私が次の世代へつなぐ未来。

 

これからも、サンエイ工業の仲間たちとともに、ものづくりを通じて地域に恩返しをし、次の世代に誇れる会社を残していきたいと思います。

 

ご縁に感謝。

ご先祖様に感謝。

そして、豊川という地に感謝。